第4章 私がいるでしょう。
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「迷惑な男。
雪奈、気にしないで断っていいから」
「でも、先輩だし……」
「そんなん気にしなくていいよ、大丈夫」
さっき七海と灰原がいたところを見ても
2人ともいなくなっていて
なんだか寂しい気持ちになった。
硝子さんのタバコも終わり、授業にもどった。
座学終わった後、五条さんとパフェか…
硝子さん、凄く断り辛いです………
どうにか精神を削らない様に座学を受け
メンタルが保たれないまま放課後が
来てしまった。いつもなら嬉しいのに。
「おーす、雪奈来たぞー」
「雪奈ごめんね、止めたんだけど」
五条さんと、何故か夏油さんもきた。
夏油さんは止めたとは言ってるけど
悪い笑い方してる…嘘なのでは…?
……七海の視線が痛過ぎる。
少しうるさくして機嫌を損ねたかもしれない。
今日は諦めて五条さんに着いて行こうと
帰る身支度を始めた。
「………安比」
七海に名前を呼ばれた瞬間、肩を抱かれた。
突然の事すぎて私と五条さんは驚きの顔を
隠せなかった。夏油さんは笑ってるけど。
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