第2章 最強なんて要らない。
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「あ゛、ッあぁぁ♡♡
さ、とるぅ…♡むり、むッりい…♡♡♡」
「やばっ、持ってかれそう……
雪奈、好きだよ、愛してる」
そんな事を耳元で言われたら
どうにかなってしまいそう。
嬉しくて涙が溢れる、今日、何回目だろう。
それを見て悟がはにかみながら
優しく拭ってくれた。
「雪奈は?僕の事好き?愛してる?」
「ん!んん゛♡♡すき、あ、いしてるッ♡♡
まっ、て、イく、さとるッ、さとる♡♡♡」
「…っ、可愛すぎて、どうにかしちゃいそうになるだろ」
強く肌がぶつかる音、卑猥な水音、
そして悟の甘い声。
「い、っ——————♡♡♡♡♡♡」
ガクガクと身体が震える。
それと同時に、悟も少し震えている様に見えた。
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