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純愛こそ、呪い。〈 呪術廻戦 〉

第10章 悟と恋愛相関図。




「はあ、美味しい」


始まってから何個か食べて、残酷な事に
お腹が少し膨れてきた。
意気揚々と目先だけでケーキを何個か持ってきてしまった。


「………お前食べるの遅くね?」

「失礼な!味わって食べてるんです!」


そうは言ったものの、少しでもゆっくり食べないと
持ってきたものを食べられないかもしれない。
流石に持ってきて残すのは行儀悪いでしょ。

なんて思ってたら、1つ、少し大きかったケーキを悟が
つまんで一瞬で食べた。


「あ、これ美味いわ、持ってこよ」


そう呟くと今食べたであろうケーキを求めて席を立った。
多分、気を遣ってくれたんだろう。

普段は気にしてないけど、ああいうところ、ずるいな。

…………気にしない様にしてたけど、
悟と出掛けると大体近くの人からヒソヒソ話をされる。
今回は女の人が多いから仕方ないと思ってたけど。


「……アレ、彼女かな?」「友達でしょ、そうでも釣り合わなすぎだけど」「あの子がイケメン過ぎるんだろうけどね、隣にいて恥ずかしくないのかな」


うーん、今日は酷い。
確かにあの顔面に釣り合うにはハードル高いけど
私もちゃんと可愛く見える努力はしてるんだけどなー。

まあそんなの、知らない人に言われたところで
関係ないし、ケーキ美味しいしムシムシ。

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