第10章 悟と恋愛相関図。
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「俺のツレになんか文句あんの?」
たまたま戻ってきて聞こえてしまったらしい悟が
私の事を言ってるお姉様方に声を掛けた。
全然気にしてないからやめてください!
「さっ、悟!いいから!」
「何がいーんだよ、あんなブスに言われて悔しくねえの?」
もう本当勘弁して!
お姉様方はいてもたってもいられなくなった様で
さっさと会計して帰ってしまった。
「悟、女の人にブスって言っちゃダメだよ」
「だって俺、お前より可愛いやつとか見た事ねえ……って、忘れろ」
ハッとしたらしい悟は下を向く。
顔が真っ赤になる悟を初めて見た。
「え、嬉しい。
悟的に私は可愛いんだね、ありがと」
「マジでやらかしたわ………」
「てかね、本当に気にしてないんだ。
だっていざとなったら私、あんなか弱い人たち殺せちゃうからね」
「お前意外と物騒だよな」
そんな、他愛もない話をしながら
さっきよりも少しだけ、食べるペースが上がって
ぱくぱく食べてたら時間になった。
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