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純愛こそ、呪い。〈 呪術廻戦 〉

第10章 悟と恋愛相関図。




「ハア!?なんでコイツと!」

「だって、付き合ってるんだろう?
私と硝子を負かしたんだ、それくらい出来てもらわないとこちらも引き下がれないな」

「出来ねえなら雪奈から離れろ、クズ」


じゃんけんとはいえ、酷い言われ様である。
元はと言えば私が恋愛したいだのなんだの言ったのが原因であって。
流石にここまで言われてる悟に申し訳なくなった。


「………ん!いやじゃなきゃ、繋ご、手」


悟の前に手を差し出す。
悟はびっくりしたのかしばらく黙ってたけど
少し考えて、私の手を取った。


「文句ねえだろ!これで!」

「雪奈、嫌ならすぐ言うんだよ。
私が悟を懲らしめるからね」

「それはありがとうなんだけど圧が怖いな」


悟と手を繋ぎながらスイパラに向かう。
………恥ずかしい。

なんだか私の手汗がやばい気もするし、悟は悟で大人しいし、凄く気まずい。


「…………俺と手ェ繋ぐの、やだった?」

「……え、なんで?」

「いや、なんか………喋んねえから……」

「いやいやいや!むしろ悟が嫌かと思った!
いつもうるさいのに今日は大人しいし」

「いつもうるさいは余計だろ!
………つーか、嫌じゃなきゃ、あのじゃんけんもしてねえよ」


少し頬を染めて、ぶっきらぼうに言われた。
今まで意識した事無かったけど、ドキっとした。

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