第2章 にゃんにゃん🐾ペットプレイ(三島修也)🔞
確かに私は猫になっていた
正しくは、人間の姿をしているが頭に猫の耳が生え
おしりには尻尾
つまり猫と人間のハーフだ
「ちょっとぉ!どーしてこんなんになってるのよ!さっさと戻してよ!」
「それが…データとして採取してた猫の毛が野良猫の物でどの猫か分からないんだ…。だから、すぐには戻せない…」
泣きそうな顔で瑞樹くんは言い、私は軽く絶望した
耳を引っ張ってみるが触られている感覚があり、どうやら本当に生えているらしい
無理に引き抜こうものなら痛みと出血が伴うだろう
「ごめんね、名前さんちゃん。なるべく早く解決法をみつけるから、それまでは、なんとか猫のまま生活して欲しいな…」
「ううん、私の方こそ、ごめんね?勝手に触ろうとしたから…。修也には、私から説明するよ…。今日のところは、もう帰るね」
「本当にごめんね、気をつけてね…」
なんだか変な気持ちのまま瑞樹くんの研究所を後にした
修也と住むマンションまでの帰り道、コスプレと思われているのか
道行く人達の視線が痛かった