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妄想垂れ流し置き場

第5章 禁断の扉(柊魁明)🔞



新人社員が入社してくる4月
俺は特に期待などしていなかった
結婚もしている40のオッサンが、若い子のケツを追いかけて
どうするというのだ

しかし、俺の部署に配属になった彼女を、名前さんを見て
俺は雷に打たれた

サラサラの髪にぱっちりと大きな目、透明感のある肌…
俺は一瞬で彼女の虜になった


それから俺は、先輩に叱られて小さくなっている
名前さんを見ると放っておけなくて
いい記事が書けるように指導したし
初めて彼女の記事が採用されたときは自分の事のように
嬉しかった

お祝いとして飲みに連れて行き
それからは「柊さん、柊さん」と慕ってくれた
彼女はおそらく、俺の事を上司として好いてはいるが
男としては好いていないだろうと思っていた

それもそうだ
下手をしたら親子ほど離れている年の差だ
彼女は彼女なりに、同年代の男と幸せになるべきだと
そう思っていたところに、彼女から思いを告げられた

俺は嬉しかった
ついOKしてしまったが、交際が始まった後で
結婚していることを明かした
それでもいい、という彼女に押され
夫婦関係が冷めきっていた俺は
そのまま交際を継続する事にした


そして今日、肌を重ねた時とうとう避妊をしなかった
言ってみれば子作りだ
俺は軽蔑していた相手と同じことをしてしまった




家に着いても灯りはついておらず暗い玄関
妻は出迎えてもくれない
俺は何とも言い難い感情を抑えるように
タバコに火をつけた


「あらあなた。遅かったわね」
「ああ。会社の奴と飲んでた」
うん、嘘ではない

「そう。それじゃあ私、もう寝るわね?明日早いのよねー」
「ああ」

この間の会話、約20秒
これでラブラブ夫婦だと言うやつがいたら連れてきて欲しい

思えば、俺はもう何年も妻を抱いていない
新婚の頃はそれこそ子作りにも励んでいたが
なかなか子宝に恵まれず、病院にて
妻が子供が出来にくい体質だと知らされた

「私は女としての幸せを得られない!」
と嘆く妻に、子供はいなくても何か他の形で俺たちの幸せを見つけよう、と提案したのは俺だ

それでも妻はなんとか妊娠しようと様々な方法を試した
基礎体温表から始まり、体を冷やさない食べ物、排卵誘発剤…
それでも妊娠することはできず、お互い歳だから、と
子供は諦めた

その時に、名前さんと出会ったのだ
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