第1章 タコとウツボ兄弟との出会い
アズールくんは持っていたタコ足を使って
たくさんの魔法を勉強していた
彼はとても努力家だった
最初太っていたがどんどん痩せていった
まるで海の魔女のようだった
私も彼に負けないようにたくさんの魔法を覚えた
そして私は一人でユニーク魔法を完成させた
その名も
【慈悲の欲望】(イッツ・オール・マイン)
この能力は
一度だけその人の能力をコピーすることができる
自分より魔力の高い人のはコピーできない
一度使ってしまえば二度と同じ人には使えない
海の魔女のように能力を奪うことはできないが
自分のものにすることは可能だ
だけどその能力の成長は奪った当時のままになるため
成長はできない
それを完成させた時アズールくんに言ったのだ
アズール「すごいね、アリアは。」
『そうかな?』
アズール「そんな魔法使える稚魚はなかなかいないよ。」
確かに私の周りは私より魔力が少ない人ばかりだ
使える人はなかなかいない
それにそんなユニーク魔法を使えると広まってしまえば
警戒されるかもしれない
そしてそんな能力喉から手が出るほどほしいものらしい
だから私は両親に明かさずに
アズールくんにだけ話した
あの蛸壺の中で…
エレメンタリースクール卒業間近になった頃だった
アズール「こっちに来るなよ!!」
アズールくんが揉めていた
別に珍しい事じゃないけど蛸壺で揉めているのは珍しい
そこにはウツボの双子がいた
『え、なにしてるの?アズールくんになにしたの?』
?「あ〜♡
君いつもタコちゃんと一緒にいる小魚ちゃんだぁ〜」
?「誤解です。僕達は彼に危害を加えるつもりはありません。」
『信用にかけるね。
アズールくん行こ!今日は別のとこで遊ぼ。』
アズール「うん。」
最初の出会いは私の誤解から始まった
今思えば酷かったのかもしれない
だけど彼らは私たちを認識し
興味本位で近づいてきたのだった
フロイド「アズール〜!アリア〜!」
アズール「また来たのか。」
『あ、フロイドくん、ジェイドくん。』
ジェイド「一緒に帰るなら誘ってくださいよ。
僕たちの仲ではないですか。」
『いや先週知り合ったばっかですけど!?」
彼らが私たちに近づいた
それと同時に私たちの心はどんどん開いていった