第3章 入学仕立ての大騒動
【モストロ・ラウンジ】へやってきた
もちろんジェイドくんも一緒にいる
寮服はとても着心地がいい
アズール「アリアどうです?
寮服の着心地とサイズは。」
『大丈夫!
着心地はいいし、サイズだってピッタリだよ。』
アズール「それはよかった。
ジェイド、フロイド新入生の指導をよろしくお願いします。」
ジェイド、フロイド「はい/はぁい。」
アズール「アリアはお悩み相談が来た場合、速やかにVIPルームに来てください。」
『はーい、支配人。』
【モストロ・ラウンジ】について聞いた
ここは紳士の社交場なので揉め事をしてはならない
どの寮でもオクタヴィネルのルールに従ってもらう
ここに関してはワンドリンク制ということ
ジェイド「以上です。なにか質問等はございますか?」
『揉め事起きたら魔法で絞めあげるの?』
フロイド「それは俺の仕事だからぁ
アリアは絞めあげちゃダァメ♡」
ジェイド「揉め事が起きた場合は存分に絞めあげてください!」
『あ、うん…この二人考えてること一緒だ…』
開店時間までの間
私たちは準備をしていた
余った時間は練習してたけどね
とりあえず私は接客に回ることになった
ジェイドくんに立ち居振る舞いを簡単に教わった
ジェイド「やはり海の魔女を慕ってるだけありますね。
こんな難易度の高い運び方を簡単に熟知するなんて。」
『えへへ〜!』
フロイド「アリアよくできたねぇ〜
いい子いい子♡」
フロイドくんに頭を撫でられる
たまにフロイドくんって
私の事妹みたいな感じで見ることがあるよね
今のだってそうだし
フロイド「ほらぁ、ジェイドもいい子いい子してあげなよ。」
ジェイド「え?」
フロイド「頑張ってできた子にはたくさん褒めてあげてってアズールのお母さんが言ってた〜。」
うん、アズールくんのお母さん…
自分のお母さんじゃないのね…
ていうかそれいつの話?
かなり古い時に話した感じじゃない?
ジェイド「そうですね。ん、いい子いい子。」
ジェイドくんに頭を撫でられた
なんだろう…めっちゃ緊張した…
フロイドくんとかなら大丈夫だけど
ジェイドくんやアズールくんの場合は
上品な紳士って感じだからすごく緊張する
私は顔を真っ赤になっていた