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唐突ですが、僕と結婚してください

第3章 入学仕立ての大騒動


お茶を飲み終えると不思議なくらい落ち着いていた

お茶の効果ってすごい←なわけ

部屋の中を見ればテラリウムがかなり飾られていた

やはり寮服などがちゃんとかけられていた

ここの寮服って男性用でもかっこいいなぁ…


ジェイド「ラウンジの開店時間までかなりありますね。」

『ラウンジってカフェなんでしょ?
海の魔女みたいにお悩み相談はしてないんだね。』

ジェイド「していますよ。
あなたもそのうち僕とフロイドのように動くことになるでしょう。」

『下僕かな?』

ジェイド「アズールが言うには
あなたを傍に置いておきたいらしいですよ。
いいアドバイスをもらいたいだとか。」

『アドバイスいらないと思う。』

ジェイド「ふふふ。それは僕も同感です。
アズールと二人きりなんて想像しただけで
かなり殴りたくなりますね。」


目が笑ってないよ、ジェイドくん…

背中に黒いオーラが出てるような気がする

あ…こういう時こそ私の出番では?

いつもジェイドくんばかり私になにかを与えてるんだから

頑張れー、私。

私はジェイドくんに抱き着いた

勢いがあったため少しふらっとしたが

ジェイドくんが受け入れると安定した


ジェイド「ふふふ。ご機嫌取りですか?」

『ダメ…?』

ジェイド「いえ。ただこの程度で僕の機嫌が治ると
よく考えられましたね。」


ジェイドくんがニヤッと笑った

その顔を見た瞬間

嫌な予感がした

頭の中で危険だ!とサイレンを鳴らしている

離れようとした時がっしりと抱き締められる

そしてジェイドくんの手が私の頬に添えられた


ジェイド「僕の機嫌を治したいならこれぐらいはしてください。」

『え…ちょっ!////』


深くキスをされた

未だに慣れない…

離されてから見つめ合う

私は考えた末に思いついたことがあった

ウツボの求愛行動についてのこと

ウツボの人魚だとしても求愛行動は同じだろう

タコなんて吸盤見せてくるからね?

アズールくん一度も私に吸盤見せたことないからいいけど


『ジェイド。』

ジェイド「はい?」

『見てて…あ。』


私はできる限り口を大きく開けた

ウツボの求愛行動は口を大きく開けること

間違ってないかな?

機嫌取りできるかな?

そう思ってジェイドくんを見ると

ジェイドくんは顔を赤らめていた
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