第3章 入学仕立ての大騒動
部活について聞いてみた
フロイドくんはバスケ部
ジェイドくんは山を愛する会
アズールくんはボードゲーム部
うん…
ジェイドくんのだけよく分からない
『山を愛する会ってなに?』
ジェイド「登山したり、研究をしたりするんです。
山って海とは正反対の自然がたくさんある場所ではありませんか。」
フロイド「まぁ部員ジェイド一人だけだしね〜」
『うん………ジェイドくん、頑張れ。』
ジェイド「ふふふ。
そんな哀れんだ目で見ないでください。」
『うん…悩みあるなら相談乗るよ?』
ジェイド「ここで慈悲深さを発揮しないでください。」
三人で盛り上がりながら食事を済ませた
朝食を食べ終えてとりあえず教室に向かった
二人と一緒にいたから見られても怖くはなかった
というか改めて見ると…
ジェイドくんとフロイドくんって
かなり身長高い方なんだ…
だって他の生徒が稚魚に見えるくらいだし
私が普通なんだ…よかった
フロイド「はぁい、ここがA組ね!」
ジェイド「放課後、ここで待っていてください。」
『うん、分かった!』
フロイド「俺今日は部活の方行くから来れないけど。」
ジェイド「では僕のみですね。」
え…
アズールくんは!?
そう思っていると心情を察したジェイドくんが説明をした
今日は部活の集まりも兼ねているらしい
うん…ジェイドくん部員一人って言ってたもんね
でも部活決めたとして
【モストロ・ラウンジ】の経営もしなくちゃいけないんでしょ?
それならかなり練習の必要ない部活がいいかも…
あえて山を愛する会入る?w
でも軽音部興味あるんだよね〜
フロイド「じゃあね〜アリア。」
ジェイド「それではまた放課後に。」
二人は去っていった
そうか、今日は午前中で終わりなんだっけ?
だから放課後って言ったんだ
とりあえず教室に入って席に座った
やっぱり人の視線をかなり感じる
男子校に女子一人が入れられるとこうなるんだね
まずは友達作りしよう!
『おはよ!隣の席、よろしくね。』
?「!?…あ、あぁ。えっと…女子…?」
『うん。女子!私、アリアだよ。あなたは?』
デュース「デュース・スペード…」
なんかめちゃくちゃ驚いてる
女子が苦手って感じでもなさそうだし大丈夫かな?