第3章 入学仕立ての大騒動
いろいろ調べた結果
積極的が嫌いな人もいれば、好きな人もいる
ジェイドくんなら…積極的じゃない方が好きなのかも
あ…朝食の時間になっちゃう!!
急いで制服に着替えて…
着替え終えてからドアをノックする音が聞こえた
ジェイド「アリア。食堂に行きますよ。」
『はーい!』
ドアを開けると
ジェイドくんとフロイドくんがいた
あれ、アズールくんがいないなんて珍しい…
『あれ?アズールくんは?』
ジェイド「アズールは先に向かいましたよ。
朝に仕事があるらしいので。」
フロイド「おはよぉ〜!アリア〜!」
『おはよ〜!フロイドくん!』
朝食を食べに食堂へ向かった
たくさんの料理が用意されている
私はお野菜食べたいかな〜
そう思っているとジェイドくんに止められた
ジェイド「僕が取りますので待っていてください。」
『え…?』
ジェイド「もしかしたら
アリアに毒物を入れる輩がいるかも
しれないじゃないですか。」
『大袈裟だよ、ジェイドくん。』
なぜそんな経緯に至ったのか
毒物入れる人がいるぐらい
この学校って治安悪いの!?
ジェイド「あなたは唯一の女子生徒。
あなたの気を引こうとする人がいるかもしれません。」
『いやいや、ないよ。
私そこまで綺麗な顔してないよ?』
ジェイド「はぁ…いいですか?
僕にとってあなたは愛らしい彼女です。
そんな彼女を守るのは僕の仕事ですので
こういう時は甘えてください。」
『分かったよ…』
フロイドくんは別のところにいるため
今の会話を聞いていなかったけど
私にはわかる
この男、楽しんでるんだと。
とりあえず一緒にテーブルについて食べ始める
『フロイドくんまだ来てないんだね。』
ジェイド「体育館に忘れ物をしたと聞いていますが
遅いですね。」
『大丈夫かな?』
ジェイド「フロイドなら大丈夫でしょう。」
私たちは一緒に食べ始めた
水分がある食材は人魚にとっては好きなものだ
珊瑚の海では生物しか食べてなかったからね
陸の食べ物はいっぱい選択肢があっていいな〜
食べている時
女子がいると見られてて食べにくい
そう思っているとジェイドくんが
私を隠すように移動した
さりげなく助けてくれる…
こういうところ好きだなぁ…
ん?好き…?