第3章
〜♪〜♪
『入間銃兎』
「入間さんから電話だよ。」
左馬刻「んだよウサポリ公…タイミングが悪すぎんだよあのダボ。」
「出ようか?」
左馬刻「出ろ。」
『はーい。』
銃兎『あれ、さんですか。左馬刻います?』
『運転中なんです。』
銃兎『ああ、そうでしたか。いつもでしたら運転中でも出るんですけどね…。なにかあったんですか?』
『男に絡まれました。笑』
銃兎『そうでしたか、さん可愛らしいですから、男性の方も声かけたくなってしまいますよね。』
左馬刻「あぁーーーーーー!?」
左馬刻に聞こえてしまったみたいだ。
嫌な予感だ。
左馬刻は相手が入間さんだろうと理鶯さんだろうと相手が「男」であれば、関係ないのだ。
車は荒々しく停められ、携帯電話は私の耳から乱暴に奪い取られた。