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狗巻と付き合ってることに嫉妬した五条にセフレにされる。

第1章 ちょっと屋上まで来てくれる?


「やっぱり全然気づいていないんだ。
僕の気持ち。
毎日最新の注意を払ってお前が傷ついてないか、どんな気持ちでいるのか、勉強進んでいるか、悪い虫がついてないか、何もかもチェックしてるのも気づいてないんだ」

悪い虫ってもしかして狗巻くんの事?
何なのこの人怖いよ……
私がどうして私の勝手でしょ……?

「あの怖いです……」

私は一歩後ずさりする。
すると五条さんは口元を歪めて一方詰めてくる。

「……いや。本当は告白しようと思ってたけど。もう思いが溢れすぎて胸に留めておけないくらいだからなんだけどね。
やめた。
単刀直入に聞く。
昨日ここで狗巻棘とキスしてたよね?」

私は鈍器で頭をずがーんとやられたようだった。
やっぱりバレてる……!

「悪いけど異性不純交遊は禁止だから。
君にはそれなりの処罰を受けてもらわなければならない」
「処罰ですか……」

ガタガタ震えが止まらない。

「受けない場合このことを後悔してキミと狗巻くんは2人揃って停学になる。
だけど受ければこのことは他の生徒には知られないで済む」
「狗巻くんも同様の処罰を受けるんですか」
「そんなにあいつが心配かよ。
そうだね。
だけど君が特別に俺彼の分の罰も肩代わりすることができる。
君は女の子だからね」
「女の子だから?私!肩代わりしたいです。
彼の分も……!」

私のこと好きってリスクのある中で言ってくれた彼に報いたい!

「よしよし。じゃあこれから俺ん家行こっか」「はい……!」

まさかこんなことになるなんて……!

五条先生の家の天井を見ながら私はこみ上げる涙と絶望を抑えられずにいた。

私に覆い被さってハアハア荒い息をする五条さん。
その眼帯は取り払われきれいな顔があらわになっている。
だけどそれは男の顔。
性欲に歪んだ男の顔がそこにあった。
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