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狗巻と付き合ってることに嫉妬した五条にセフレにされる。

第1章 ちょっと屋上まで来てくれる?


狗巻くんと付き合ってることに嫉妬した五条さんにセフレにされて束縛される

狗巻くん。
入学式の日初めて会った時からずっとかっこいいなと思ってた。

学校の屋上。
狗巻くんに引っ張ってこられた。
なんだろう?

「、キミが好きだ。初めて見た時からずっと。付き合ってくれ」

え……狗巻くん……喋っていいの?
じゃない、嬉しい。
いつもおにぎりの具ばっか言ってる狗巻くんが私のためにリスクを侵してくれた特別な言葉。

「うんいいよ、私も狗巻くんのことが好き」

そう思いを確認しあって、そしたら狗巻君は私を優しく抱き寄せた。
慣れてない……ぎこちない動作でゆっくりと私を抱きしめる狗巻くん。
彼の腕の暖かさが初夏の涼しい風を遮ってくれて心地良い。
彼は人差し指で口元をずり下げる。
え、ちょっと待って……と思ったけどここで拒絶することなんてできない。
彼の薄い唇から目が離せなくなる。
狗巻くんに初めてのキスをされる。
瞬間背後で恐ろしい殺気がした。
足と全身が逆立つような感じ。
彼は私以上に察知したらしく私を話すとガタガタ震えている。
一体殺気は何なんだろう?

私たちは寄り添い合うようにして屋上を後にした。

「ちゃん、今暇?
ちょっと屋上まで来てくれる?」

珍しく私のクラスに顔を出してそう言ってくれたのは五条さん。
あ。私は直感した。
昨日の殺気この人だ。
きっと自分の管轄する学校で異性不純交遊してるのが許せないんだ。
私は処罰を受けるのかもしれない。
そのための現場検証で屋上呼ばれたんだ。
狗巻くんは大丈夫かなぁ……?
そう振り返ると彼は呼び出されてはいないらしく教室から出てようとする私と五条さんを不安そうに見ていた。

「ちゃん。僕がいつもどんな気持ちでキミを見ているか知ってるかい?」
「え……」

怖い。五条さんほどのすごい人の気持ちなんてわかるわけない。
でも昨日キスしてたとこ見られてたとするなら……

「気に入らないとか不愉快とかですか……?」

五条さんは覆面の下でびっくりしたようだった。

「そんなわけないだろ。結構かわいがってたつもりなんだけど……あくまでも大人として生徒に接する範囲内でだけど」
「ちょっと意味わからないです。
普通に話しかけてくれて嬉しかった事はありましたけど……」

昨日殺気出してたじゃん……。
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