第4章 記憶
昨日は久しぶりに家に帰ろうとしたら、カカシに自宅へと強制的に連行された……危ないからって何……?翌朝、二人揃って暗部演習場へ向かい、結界班により外からの結界を張られ中で綱手様、自来也様とカカシが具現化した風龍の話を聞いていた。
〔ミズキのチャクラが精神的不安によって暴走する可能性がある、それが外に漏れない様にボクが描く陣を使って、お前達二人で押さえ込んで欲しい〕
「なるほど、それで、ミズキには影響はないの?」
〔……あるよ、拒否反応が出れば即座に僕たちが止める……けど、三日が限度……三日で“龍神眼”が戻らなかったら……〕
「精神崩壊…か……」
〔………正確には、龍神眼が戻らなかったら、僕たちがミズキのチャクラを喰い、龍香の血を僕たちの命を持って封印する……精神崩壊で終わればラッキーだけど、最悪はミズキも僕たちと一緒に死ぬよ〕
「「「はッ!?」」」
うわぁ……なんかすごい話してる……私が死ぬのは構わないけど、風龍くん達が死んじゃうのは嫌だな……てか、何匹いるんだろ……それよりも三人とも驚き過ぎだよー……それぐらいのリスクはあって当然だよ……。
「……ねぇ、風龍くん……さっきから『僕たち』って言ってるんだけど、君たちは何人居るの?んー、ごめんね、覚えてなくて……」
〔あ、紹介してなかったね!僕のほかに、水龍・火龍・土龍・雷龍の全部で五龍いるんだ?後は御神体って言えばいいのかな?“黒龍”っていう龍香一族の当主、僕たちの主人が扱う刀があるんだ!〕
「そっか……じゃあ、何がなんでも思い出さなきゃね……でも、どうしてもダメだった時は……ごめんね……」
〔……大丈夫、僕らはミズキがちゃんと思い出すって信じてるから…〕
「そうだぞ、ミズキ!!辛いだろうが頑張ってくれ……私も仕事が片付いたらこっちに来る!それまで死ぬんじゃないよ、ミズキ!カカシ、自来也、後は任せたぞ!」
風龍が擦り寄って来てかわいい……この子たちも綱手様もジラちゃまもカカシも信じて待ってくれてる……私に出来ることは無事に思い出して、過去を取り戻して風龍くん達を守る事だね……ありがとうと風龍を撫で、綱手様が部屋を後にすると風龍の描いた陣の中心に身を置き、ジラちゃまとカカシによる結界が張られた。