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瑠璃色の瞳のその先に

第3章 闇地


自来也様がナルトに螺旋丸を教えたんですね……早すぎるでしょ……ま、千鳥もそうですけど……ま、お互い教え子には頭を抱えますね……ナルトは誰よりもサスケに認めて欲しくて努力して、サスケはナルトの急成長に自分が成長していないという焦りを感じて……オレが自来也様と話している間、ミズキが泣きじゃくるサクラを宥めた……。



「復讐か……イタチの奴があの子を焦らせてるからのぉ…」

「だから…サスケはナルトを認めたくない…認めてしまえば今までの自分を否定してしまいかねない…難しいもんですね、ライバルってのはね」

「あまりいい傾向じゃねーのぉ…少し説教をしてやるかのぉ」

「では、ナルトはお任せします…ま、私も任務があるし…千鳥のこともあるので」



オレは自来也様と話を終え、サクラの前に降り立ち頭を撫でながら大丈夫と話し、ミズキに感謝を込めて肩を叩くとサスケが去った方向をへと姿を消した。



「……サクラ、もう大丈夫?」

「……はい………」

「良かっ__ッ!?これっ!!」

「……ッ!ミズキさん?」





「〔結界封印術・獄中旋回……ッ!?えっ……消え…た……!?」





サクラがカカシの言葉で涙を拭い前を向いたから私も安心して笑みを零した時、私の結界が反応し、すぐに里が見渡せる高さの建物まで移動し、その場で更に幽閉する為の獄中封印を発動仕掛けた瞬間、その気配が消えた!?こんなのあり得ない!!慌てて辺りを見渡すも変化は何もない……なんで?


「どうした!?ミズキ!何があった?」

「ジラちゃま、すぐ………ッ!?」

「……!!?」


ジラちゃまが異変に気付いて声をかけてくれて、私はすぐに状況を説明しようと口を開いた瞬間、真っ暗闇へと堕ち意識を失っていた……。


「ッ!?ミズキの奴……この高さから落ちたらただではすまんのぉ!!ナルトぉ!!ミズキを受け止めろ!!“忍法・口寄せ”」

「ぃてッ!?何でねーちゃんが落ちてくんだよ!?」

「サクラ!綱手を呼べ!!」

「は、はい!!」


何だ?ミズキの気の失い方は普通じゃない……異変も特には感じなかったぞ?……ワシはブン太を口寄せし、頭の上へナルトが背中から落ち、すぐにその場に向かうとミズキに特に変化はなく眠っていた……一体……誰が……?
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