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瑠璃色の瞳のその先に

第2章 葛藤


普段からミズキが薬を飲まないのを知ってる……効果が低いのが理由……無意識に体が拒絶してるんだろうな……なのに何で…よりにもよって媚薬なんだ?……量は極少量の様だけど、ミズキの場合、他のくノ一と違って色の享受は受けてないからな……でも、ま、このまま帰る訳にはいかないか……オレはミズキを抱えたまま木陰に静かに身を寄せた……。


「ッ……カカ…シはこのまま……里に…戻って……も、……大丈夫……ちょっと休んだら……帰る…から……」

「ミズキ、ちょっと我慢して……?」

「ッ…え……?ア……ヤダッ!!と…取ら…ないで…ッ⁉︎」

「…ッ…」

「ァ……お……お願……が…い……み……見ない……で…」


「ッ… ミズキ……ごめん……少し楽になると思うから」


「え…?___ッャア……ヤメ___ッん…フ……ッ⁉︎…ンンッッー!」



オレは嫌がるミズキの面と口布を外すとミズキは熱の籠った表情で泣き顔を隠す様に腕で顔を覆った……媚薬は少量だから、これで抜ければ良いけど……オレは自分の口布を外し、ミズキの手を取るとそのまま口唇を奪い、角度を変えながら舌を入れミズキの舌も絡めとるとオレが満足するまで口内を蹂躙した。




「ッ…ンンッ……ハッ……フゥン……ァ…カカ…シ……ッン……」



「……ミズキ……ごめ〜んね……」



「ッア…………ウ……ァ………ハァ…ハァ………ヒック……ヒック………なん…で……?ハルナ……さんが……居るの……に……ヒド……」



「え?……眠ったか……ごめんね……もっと早く気付くべきだった…… ミズキ、好きだよ……起きたらちゃんと言うから……もう、オレも抑えられそうにないや……」


え……?私、カカシとキスして……なん…で?……私の思考は媚薬のせいで止まりカカシにされるがままに翻弄され、苦しさの余りカカシの胸を叩くと漸く口唇が離れ、私がカカシの名を呼ぶと再び深いキスを落とされた……そして、名残り惜しくも唇が離れるとさっきまでの熱は引き、状況を理解すると涙が溢れて来た……何で、こんな事するの……?私の意識はそこで途切れ、その後、カカシが優しく触れるだけのキスをしたのを夢の中で感じていた……。
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