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瑠璃色の瞳のその先に

第2章 葛藤


チャクラの乱れ・心拍数の上昇……間違いなく媚薬だね……出発前にサスケの所に行ってたな……その時か…… ミズキが違和感を感じない位の量……もしくは別の何かか?どちらにせよ、早く終わらせないと……オレはミズキの横に立ち、既に存在に気付いた兄弟を見据えると兄の言葉に弟は楽しそうに口を開いた。


「ヒョウキ、あの暗部……」

「うん、龍香 ミズキだよね?楽しいなぁー、木ノ葉のトップ戦力が目の前に居るなんて!!」

「……ミズキ、お前、少し隠れてて!!今の状態じゃ……」

「ッ!大丈夫ッ!!」

「ヒョウキ、一気に終わらすぞ?」

「えー、残念……でもOK〜!」


〔〔氷遁・樹氷迷宮!!〕〕


「「ッ!?」」


「はたけカカシ、貴様はこのまま氷塊の一部になれ……そして龍香ミズキ……お前にはオレたちと一緒に来て貰う……」


オレ達は兄弟の作り出した氷塊の森で無数の氷の壁に阻まれ別々の場所へ引き離され、氷の中から二人の声が響きこだました……クソッ……初めから狙いはミズキか!!





「クスクス……もっと遊びたか__ッ⁉︎」




______バチチチチチチ……





「……ゴフッ……に…兄さ……」

「ヒョウ……ッ…⁉︎……何……故……だ……」

「ハァ…ハァ……何で居場所が分かったかって?グッ……」

「お前らの氷塊の樹氷はミズキの結界内に作られた……だから居場所がすぐ分かったわけ……悪いな?」

「…ク……ソ………」


兄弟を見つけた時、瞬時に張った結界のお陰で兄弟の位置を把握していたオレ達は同時に止めを刺し、二人がその場に倒れると樹氷が消え、ミズキは片足を付き荒々しく息を乱していた。


「ミズキ、大丈_ッ!?」

「ッャ_ッ……さ…わら……ない……で……ッ…ハァ……」

「…ごめん、ちょっと我慢して……移動するよ!」

「…ア……ャア……カ…カシ……ッ……」


頭がクラクラする……身体の火照りが消えない……ん……誰かに……触れて……ッ!ヤダ……こんな姿、カカシに見られたくない……カカシが肩に手を置いただけで身体が反応する……その手を払い除け立ち上がろうとすると、カカシに抱き上げられ、その温もりと身体に響く振動に反応する自分に戸惑い、涙が溢れた……。
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