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瑠璃色の瞳のその先に

第2章 葛藤


普通、ベッドは別々でしょ!それにカカシは彼女いるんだから!はぁ、怒っても仕方がない……私は口布を戻し窓枠に背を預け、紅からイタチがナルトを襲い、サスケも月読によって精神崩壊を起こし骨まで折られてガイが連れ戻した事、そしてジラちゃまとナルトが伝説の三忍の一人、綱手様を探しに行った事を聞いた……イタチ……どうしてサスケを……?


「サスケ、いつ目を覚ますか分からないって……サスケが運ばれてからサクラがずっと付いてるわ……」

「………」

「ミズキ、お前ならサスケを診てやれるんじゃ___」

「私は医療忍者じゃない」

「あ?」



サクラ、サスケの側にいるのね……アスマと紅が目配せをして私を見てくる……言いたい事は分かるけど……私はアスマの言葉に被せながら冷たく言い放つと険悪な空気が2人の間に流れた……。



「医療忍者じゃねーのは分かってるよ!だが、あの状態を治してやれんのはお前しかいねーだろ!」

「……綱手様がいる……あの方なら私みたいに倒れたらしない…」

「ッ!今は居ねーだろ!!しかも寝たら回復するじゃねーか、ミズキの場合!」

「……今、この状況でそんなに寝てもいれないでしょ?」

「ッ!じゃあ、なんでカカシは助けたんだよ!特別か?サスケも大切な仲間だろっ!?」

「……ハァ……だから?仮に私がサスケを診たとして、誰がサスケを止めるの?あの子は今起きたら間違いなくイタチを追うわよ?」

「説得するだろ!オレたちでサスケを止める!」

「本気で言ってる?さっきも止めれなかったのに?カカシを助けたのは精神崩壊起こす寸前だったからよ!その状態なら何とかなる……でも起こしてしまえば、その反動がどの程度か私には分からない……下手したら何日も倒れることになるかもね?」

「ッ!」

「それに今は少しでも動ける上忍が必要でしょ……」

「……だったらお前もさっさと上忍に出て来たらいいだろッ!上忍だって人手不足なんだよ!お前はずっと___」

「ッ!⁉︎アスマ、言い過ぎよ!!」


アスマの言いたい事は分かる……でもサスケを治して止める術はないのよ……私が説得出来る位なら治してる!私は冷たい目でアスマを睨みつけながら正論を言い続けたら、そりゃ怒るよね………紅が私達の間に入ってアスマを止めるけど……私も我慢の限界だわ……。
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