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瑠璃色の瞳のその先に

第2章 葛藤


私はベッドの縁に腰を下ろしカカシの頭を両手で抱え、額を当てて直接、チャクラに術式を乗せて治療を進めて、アスマと紅が治療を終え病室に来た頃、治療を終え目を開くと瞳の色が瑠璃色から栗色へ戻った……。


「………どうなんだ?」

「……周波が酷く…乱れてた……ハァ…ハァ…、も…大……丈夫……数時間後には……目が覚め……ック……」

「ッ!ミズキ!!大丈夫!?」

「ハァ…ハァ……ごめ、紅……少し……使い過ぎた……」


月読……三日三晩刺され続けた……それが現実世界ではほんの一瞬出来事だったなんて……治療中、カカシの精神よりの流れて来た情報……私は体を起こしアスマの問いに答えたけど、ヤバいな……慣れない治療の疲れで私が崩れ落ちかけたのを紅が受け止めてくれて凄く心配そうな顔してる……。



「おい、大丈夫か、ミズキ……ッ!?サスケ、お前どうして此処が……(ハルナの仕業か!クソッ!何してんだ)」

「?どうしてカカシが寝てる?それに上忍ばかり集まって何をしてる…一体何があった!?」

「ん?いや、別に何もな____」

「あのイタチが帰ってきたって話はホントか…!?しかもナルトを追ってるって………あ……!」

「………ッ!」

「チィ……何でこーなるの!!」

「ッ!ガイ!!……サスケを止めて!!____ウッ……」

「ッ!?ちょっとミズキ!!?」


アスマが私の様子を見ようとしたその時、サスケが部屋のドアを開け、師であるカカシがベッドで眠り上忍が集まる異様な光景に怪訝な顔を浮かべ、ガイが誤魔化そうとした瞬間、今度はアオバが質問しながら慌てて部屋に入ってきた……ペラペラとバカっ!!

サスケが怒りの形相で部屋を飛び出して、私が追わなきゃ行けないのに体が動かなくて……すぐにガイが動いたから私は止める様に声を張るもそのまま意識を失った。


「アスマ、ベッドを___ッカカシ?」

「……ここで…寝かせ……て…… ミズキ、オレの精神ダメージ……持ってっ…ちゃってる……から……」

「え、でも……」

「紅、そうしてやれ……で、カカシ、大丈夫なのか?」

「んー……も、す…こし……寝か……せ……」


オレは五月蠅さから薄らと目を開き、紅がミズキを支えているのに驚き、ミズキを引き寄せ腕に抱くと温かさに安堵し、再び目を閉じ意識を失った。
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