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瑠璃色の瞳のその先に

第2章 葛藤


私はカカシに買い物に付き合ってくれたお礼を言い、ちゃんと約束は守るように伝えてその場を去った……ちゃんと笑えてたかな?

私が去った後、甘味屋から怪しい二人組をカカシがその場に残り、アスマと紅が追ってたのなんか気付かないで……。



「オレ何にも約束なんてしてないよね?」

「全然会ってくれないじゃない!私の事、好きじゃないの?」

「ハルナ、勘違いさせたなら謝るよ……悪いけどオレはお前にはそんな感情無いよ、じゃ!」

「…………」


くそ、まただ……遊びってコイツらも分かってるクセにミズキがいると嫌がらせの様に……悪いけど泣いて縋っても優しい言葉はお前らにはあげないよ?
さて、例の二人も気になるし、追いますか!ミズキには後で説明しなきゃね……。





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「なんでお前まで出てくんだっつーの」

「いやー、さっきはお二人にお願いしちゃったけど……ま!気になるじゃない、やっぱ!」

「………」

「茶屋で怪しい奴らが居たんで誰かと思ってたら……まさか、うちはイタチと……霧隠れの怪人 干柿鬼鮫とはね」


オレはハルナと別れた後、二人組を追ったアスマと紅の下へ向かい、まさか……うちはイタチと干柿鬼鮫とは……コレは最悪の事態も覚悟しないとね……干柿鬼鮫だけならなんとかなったかもしれないが……イタチはそれを許さずオレとの交戦が始まった……。







 
「ハァ…ハァ…」

「…カカシ、どうしたの!?」

「一体何があった!?奴が喋り終わった途端、急に倒れやがって!」

「ぐぅ……まだ…だ」



オレは『幻術・月読』を喰らい、精神世界で三日間刺され続け、現実に戻された時、アスマと紅がオレが指示したまま目を閉じた状態で驚きの声を上げた事で一瞬の出来事と殺されない事実に疑問を浮かべ、膝をつき倒れながらイタチを見据えた……。



「ほう……あの術を喰らって精神崩壊を起こさぬとは……しかしイタチさん……その眼を使い過ぎるのはアナタにとっても危険……」

「ッ!?鬼鮫、後ろへ飛べ!」

「ッ!?」


鬼鮫がイタチの術で倒れないオレに笑みを浮かべ、イタチを身体を労うと突然、イタチはある気配を感じ取り、後ろに飛ぶと足元より無数の龍の形をした土の塊が飛び出し、鬼鮫は間一髪で攻撃を免れた……何でお前も来るんだよ…。
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