第74章 紅の修学旅行 鮮紅編11
貴方side
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私達はひとまず、朝食を食べに向う
服部は一般の方で、私と新一は蘭達の方に歩く
蘭「!あ、2人とも遅いよ!」
新一「悪い」
貴(…正直、さっきの見てからだとあんま食べる気が…)
世良「……どうかしたのか?顔が引きつってるけど」
新一「……実は」
新一は阿賀田さんの部屋に天狗が現れ、灰皿を投げ付けたら燃えて消えてしまった事を話す
世良「マジで特撮じゃないか!」
貴「…私は、あまりの不気味さに思わず新一に抱きついちゃったよ…」
蘭「!」
園子「あら、私達が居ない間にラブラブしちゃってー」ニヤ
新一「バーロ!そんなんじゃねぇよ!//」
★★
午後、自由時間
私達は、服部から新一に電話がかかってきた
事件を聞き付けたマスコミがホテルに押し寄せている事。
そして鞍知達が暗号を考えたという出栗の話をするためにマスコミを逃れて食事に行くことが伝えられました。
警察と一緒に服部も行くという事で、私達も先斗町の料亭、急山に行くことになる
そして今店に付いた私達は、店の前に竹で出来た丸い柵があるのを見つける
新一「ん?何だ?この竹でできた丸い柵は」
貴「他の店にも似たようなヤツが付いてる…」
中道「京都の流行じゃね?」
謎の丸い柵を見ていたら、答えたのは意外な人
?「それは犬矢来です…。泥棒除けや道路との境界線の役目をしてると言われてますけどホンマは犬のおしっこ除けみたいです…」
貴/蘭「…紅葉さん!?」
声を掛けてきたのは、以前百人一首で和葉と戦ったカルタ会の強者の"大岡紅葉"さん
紅葉「怜花さんと蘭さんのお友達?同じ制服着てはりますけど…」
貴「私達、東京から修学旅行で来てるんです」
紅葉「へぇー東京ですか…。そらわざわざ地方からようこそおいでやす」
笑顔で歓迎?される
蘭「紅葉さんはどうして此処に?」
紅葉「今日はウチの高校、午後は休みでお昼をこの店で頂こうと思てましたけど…ご一緒しはります?」
貴「…紅葉さんって、京都泉心高校でしたよね?」
紅葉「え……えぇ」
貴「じゃあ、剣道やってる沖田総司って知ってますか?」
新一「!!」