第77章 紅の修学旅行 恋紅編3

蘭side


沖田「何してんねん？こんなトコで…｣

貴「修学旅行だよ」


沖田「！だから場所聞いてきたんか」

貴「ついでに探してたんだよ、アンタを」


沖田「お、俺を？……！ま、まさか……こくは」

貴「違う。ちょっと来て」




沖田君は怜花を見るなり嬉しそうな表情で話しかける、しかも怜花もあんなに男とスラスラ話す所はあまり見た時ない…
その後、沖田君を離れた所に引っ張る怜花










園子「だ、誰あれ…まさか、あの子が沖田総司君？！」

蘭「う、うん」


園子「ていうか…新一君にそっくりじゃない！？」

蘭「私も、初めて見た時驚いちゃった」



紅葉「…へぇ。あの剣道小僧が、あないに嬉しそうな所は初めてみましたわ」













貴「この地図じゃ、分かりにくくて行けないんだけど」


沖田「そうか？なら、ここから分かる道簡単に教えるわ。なんなら、今から一緒にいこか？近いしな」

貴「…でも、部活なんじゃ」


沖田「部活は終わった帰りやねん、怜花ちゃんが時間あるならやけど」

貴「…(…新一の事だし、事件が終わるまで動かないよな…明日は東京帰るしな…)……ちょっと待ってて」




すると、怜花が私達の所に走ってくる










貴「蘭、今少し時間空くよね？」

蘭「え……まぁ、私達は外で待ってるだけだからね」



貴「…悪い、少しだけ抜けてくる。後からだと買えないかも知れないから」

蘭「え？」

貴「新一に伝えといて、総司と神社に行くって！」


蘭「？！ちょっ、ちょっと怜花！！」







そう言うと、沖田君を引き連れどこかに走って行く親友。

そういえば、以前から沖田君ん家の御守り買いたいって言ってたな……新一や安室さん達に渡したいって








園子｢…あんな積極的な怜花を見るのは初めて。……浮気よ｣ﾎﾞｿ

蘭「え」

園子「浮気だわ！新一君にメールしないと！」ｷﾗ



園子が携帯を取り出して新一にメールを打ってる。打たれていく文章を横から見る。






件名に[妻の浮気現場だよん♡]と打ち、本文に怜花と沖田君の走り去るツーショット写真を添付。






園子｢送信っと！｣

蘭｢生き生きとしているね…｣

園子｢まーね！｣






…これは新一、気になって推理どころじゃないかも…