第60章 心のこもったストラップ10
貴方side
コナン「だからなんでだよ!ただの比護選手のぬいぐるみストラップだろ!?」
歩美「ただのじゃないもん!!」
元太「灰原がすっげー大事にしてた!」
光彦「世界でたった一つのストラップだからですよ!!」
貴「本当、デリカシーないな!」怒
コナン「うっ…(…怜花まで…)」
哀がずっと買うのを楽しみにしていたグッズな為、たかがと言われ腹を立てる
おじさん「もしかしたら…ぬいぐるみの中に入っていたもののせいかも」
ゆうと君のお父さんが話しに入ってきた
おじさん「ゆうと、中に何か入っていたよな?」
ゆうと「うん。ぎゅっと握ったら固かったから」
コナン(…固い何かが入っていた…?)
光彦「おそらく、極秘のデータとかが入ったUSBメモリが仕込まれていたんですよ!」
コナン「なわけねぇだろ。サッカースタジアムの売店で買ったのに」
貴「違うよ。グッズは売り切れてて、見本品を店員さんに無理言って哀に売ってもらった物なんだ」
コナン「そうだったのか!?」
安室「だとしたら、その話も満更ない話ではなさそうだ」
零さんも、話しに入り推察を始める
安室「見本品を手にとって見るフリをして、誰かが何かを仕込み、その品が売り切れた所で別の誰かが見本でいいから売ってくれと頼めば、その取引は秘密裏に成立するからねぇ。
ところが、君たちの友達に先に買われてしまい、なんとか取り戻そうと後をつけていたら、電車が揺れて、友達がストラップを落としてしまう。これ幸いと拾ったが、別のストラップだった。
とりあえずそのストラップを駅の忘れ物取扱所に持っていったところに、君たちが現れ、目当てのストラップを探してくれそうだから、再び後をつけ、奪う機会を狙ってたってところかな」
零さんの推理に、子供達は顔色を変える
コナン「こうなったら手分けして、さっきの男を捜すっきゃねぇな!」
コナンの言葉に歩美ちゃん達は頷く
コナン「安室さんと怜花お姉さんは、この海水浴場の出入り口を見張ってて!あの男、とても潮干狩りの客とは思えない格好をしてたから」
状況が状況だろうが、見た目は小学生が公安警察の零さんに指示するとか…普通はないけどね
コナンは、子供達にも作戦の指示を出し歩美ちゃん達は探しに行く