第6章 容疑者は熱愛カップル5
貴方side
山田さんの発言は、午後7時頃に山田さんと鴻江さんでバックヤードを、伴場さんが倉庫を捜してたみたい
目暮「バックヤードとは?」
鴻江「スタッフの控え室のような、この部屋ですよ…」
扉を開け、中に入れてくれた
目暮「仮眠はどこで?」
鴻江「このソファーです。でも最初に来た時は今のように…毛布があるだけで誰も…」
貴「伴場さんが倉庫を捜した時、飛鳥さんはいなかったんですか?」
伴場「え、ええ。でもその10分後ぐらいに、もう1度捜す事になって…今度は私がバックヤードを捜す事になったんですけど…その時はいたのよ」
貴「飛鳥さんの顔とか、確認は…」
伴場「頭から毛布被ってソファーで寝てたわ…靴もソファーのそばに脱いで置かれていたし、間違いないわ!」
…ってことは、伴場さんは飛鳥さんの姿をちゃんと確認した訳か
目暮「それで、その後は?」
山田「彼女からそう聞いて10分後ぐらいに私が起こしに行ったんですが…その時はソファーに寝ておられなくて…」
鴻江「丁度その頃、オーナーからメールが来たんスよ…」
メールの内容は
『比護とヨーコちゃんを人目につかないように倉庫に連れて来てくれ』
高木「それは何時頃ですか?」
鴻江「夜の7時30分頃っス…オーナーはどこへ行ったんだろうって、3人で話していたら…」
伴場「ヨーコちゃんの悲鳴が聞こえて…」
山田「倉庫へ向かおうとした矢先に…あの毛利探偵がやって来られて…」
…なるほど。けど…
小五郎「吐け!ヨーコちゃんをしつこくこの店に誘ったんだろ!?」
哀「誘ったのは彼女の方なんじゃないの?!」
貴「2人共!今はそんな事はどーでも良いでしょ!」
小五郎「どーでも良くはっ…」
貴「今は、その2人が容疑者になってるんですよ?このままじゃ…犯人になりますよ?」
小五郎「!ヨーコちゃんが…それは駄目だ!!」
貴「哀も、比護さんの無実証明したいなら…分かるよね?」ニコ…
哀「……そ、そうね」汗
コ・萩(…流石怜花/怜花ちゃん)
比護さん達は、近くに来ながら
比護「…ありがとう、怜花ちゃん」
沖野「ありがとね!」
貴「いえ、大丈夫ですよ。またしつこく小五郎さん達に問い詰められたら言って下さい」ニコ