第53章 心のこもったストラップ3
貴方side
哀「あのストラップは、今日比護さんがっ…」
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回想
比護「…あれ?怜花ちゃん?」
貴「…!比護さん…!?」
哀「!?」
比護「応援に来てくれたの?」
貴「あ、はい。哀が行きたいって…」
比護「………君、飛鳥さんの事件の時にレストランに居た子だよね?」
哀「あ、は、はい」
比護「…!へぇー、そんなグッズも売ってるのか」
哀「あ…」
哀が持ってる自分のぬいぐるみストラップに気付いた比護さんは、ストラップを持ちながら話す
比護「……俺に似てなくて、可愛いな」
哀「…//」
回想終
★★
哀「…って言って触ってくれたっ、世界でたった1つのストラップだったのよー!!!」
ボンッ
叫びながら、哀は頭から湯気みたいなものを出しながら壁に崩れ落ちる
歩美「あ、哀ちゃん…?」
哀「…」
魂が抜け放心状態になっており、声すら聞こえてない状態だな…
光彦「でも、いつ落としたんでしょう?」
貴「…やっぱり、電車が揺れた時かな…」
コナン「!おい、光彦!電車で勝手に撮っちゃったいう動画みせてみろ」
光彦「え、あ、はい」
光彦君のスマホを皆で観る
貴「……?あれ、この人」
歩美「あー!これ、ぬいぐるみストラップ!」
動画には、ストラップを拾う男性らしき人が写る
貴「……もしかしたら、駅の落とし物に届けてくれるかも」
コナン「!博士、すぐに電話を!」
博士「あ、ああ」
★★
数分後、博士は落とし物に届けてあると言われる
けど、千槍町の落し物センターに届けられてるみたいでかなり距離がある。
到底歩きでは時間がかかる
コナン「スケボーは修理中だし、博士のビートル出してくれよ!」
貴「…ビートルは今、博士の友人に貸し出してるからないよ。だから、電車で行ったんだよ」
コナン「ええ!?」
阿笠「まぁ、急がんでも明日行けば良いじゃろ」
コナン「……いや、今から俺が走って行ってくる!」
貴「え、ちょっ」
そう言いながら新一が走ろうとした時
ガチャ
沖矢「おや?どうかされましたか?」
鍋を持った沖矢さんが、家に入ってきた