第52章 心のこもったストラップ2
貴方side
コナン「…いつの間に(…確かに、真田さんは積極的に声掛けてた記憶はあるけど…比護さんまで…)」ズーン…
哀「…まぁ、頑張る事ね。怜花さんは、何処行ってもモテるのよ」ボソ
コナン「…ああ」
貴「??」
新一と哀がコソコソ話してるのを、不思議に思いながら見ていた
歩美「とっても格好良かったよ!哀ちゃんなんか、ボーとしてたんだから!」
貴「話しも出来たよね?」
哀「ええ!」
歩美「比護さんのぬいぐるみストラップも、ゲット出来たもんね!」
光彦「あと1個でしたしね!」
哀「とてもラッキーだったわ」ニコニコ
コナン(灰原の機嫌が直ってる…これなら…)
嬉しそうな彼女を見てると、私も笑みを浮かべる
グッズを調べてから、ずっと楽しみにしてたからなぁ…
光彦「そういえば、試合を撮ってきたんですよ!今見せますね!」
阿笠「おお!楽しみじゃの」
光彦「…ってあれ……録画中になってます」
歩美「ええ!?」
光彦君のスマホは、いつの間にか録画モードに変わっていた
貴「…もしかして、電車が揺れた時変わったんじゃない?」
光彦「!確かに、その時後ろのポケットに入ってるか確認しようとしました。その弾みで押したかもしれません」
元太「何で後ろのポケットに入れたんだよ?」
光彦「灰原さんが、後ろに入れてたから真似して…」
貴「哀は、スマホは無事?」
哀「ええ。ちゃんと後ろポケットに……!?」
貴「…?」
哀「っわああああああ!!?」
全「!?」
いきなり哀が、絶叫にも近い叫び声を上げ私達は驚く
コナン「ど、どうした!灰原?」
哀「な、な、無くなってるのよ……スマホに付けてた、比護さんのぬいぐるみストラップがっ!!」涙
貴「え!?」
歩美「うそ!」
元太「マジかよ…」
光彦「残り1個でしたよね?!」
絶望な表情の哀は、涙目を浮かべてる
コナン「…何だ、ストラップか。けど、いつかネットでも買えるだろ?」
哀「っもう買えないわよ!!」
コナン「え?」
確か、哀のストラップは…