• テキストサイズ

新一の幼馴染は最強美女3【松田陣平】

第49章 恋と推理と剣道大会10


貴方side


服部「被害者の抜谷さんが電話で話してた言葉は、ホンマはこうやとちゃうか?
『カッターが血で汚れてしもて着れへんから、代わりの奴を持ってきてくれ』」


安岡「おおー!その通りじゃ!」


コナン「…特に変な所はないけど…」





貴「……まさか、カッターって…Yシャツの事…?」


コナン「!?」


服部「そうや!関西でのカッターは、こっちではYシャツを持ってきてくれとゆう意味や」




着れへんの所でまさかと思い呟くと見事当たったみたい。

つまり奥さんと話していたのは鼻血で汚れたから、代わりのYシャツを持ってきてくれという意味。

関西の服部だからこそ、分かる事だ







法村「…っけど、凶器は?私は刃物なんか持ってないだろ!」


服部「ふん、アンタが背負ってたやんか」


法村「!……し、竹刀で首を切ったと!?」




服部「組み上がった竹刀とちゃう。バラした竹を刀の刃物みたいに薄く尖らせたんや」



……確かに、それで首をスパッと切れる……有段者の法村さんなら、確実に狙えるし






服部「便所で何かしてたちゃう削られた音は、尖った竹を壁に擦りつけて角を丸くしたやろーな」


法村「…っ」



服部「ちゅう事わや。竹刀袋の内側に付いてるんとちゃうか?抜谷さんの血ィがのォ!」


法村「…」




佐藤「…確認させてもらうわよ」


佐藤刑事が、手袋をしながら調べてると…俯きながら話し始める






法村「……ええ。血液反応が出てくると思いますよ、一応水洗いしたんですけどね」

静かに話しながら犯行を認める法村さん





服部「悪いな工藤。今回は俺がええとこ取りや」ボソ

コナン(…なんか、悔しい…)







松田「けど、何で竹刀で?切るならカッターとかの刃物の方が…」


法村「…その竹刀は、息子のなんですよ。2年前、抜谷さんに追い詰められて自殺したね」


佐藤「追い詰められた?」





抜谷さんは静かに語り始める。

2年前のこの大会の団体戦決勝、息子さんは見事に一本を決めたのに、ガッツポーズをしてしまったせいで一本を取り消され、敗退してらしい

この試合の主審が抜谷さん


けど、昨日の団体戦決勝で京都泉心高校の次鋒が、一本取った直後に出したガッツポーズを抜谷さんが見逃したのを見たらしい
/ 77ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp