第48章 恋と推理と剣道大会9
貴方side
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佐藤「準決勝開始まであと10分……仕方ない、やっぱり大会を中止するように伝えて…」
服部「ちょうまてぇ、10分あったらお釣りが来るでぇ」
佐藤「お釣りが来るって……犯人が分かったの!?」
服部「ああ」
沖田「ほんだら、俺も分かったで」
服部「え」
沖田「いくら探しても凶器が見つかやらへんやったら犯人は……あのじいさんで決まりや!」
安岡「え!?」
服部「はぁ!?目見えへんのに、どうやって殺人したっちゅうねん!」
沖田は、何故か安岡さんを犯人という
沖田「そんなの決まってるやろ。あの杖が仕込み杖で、座頭市みたいに気配だけで間合い掴んで、逆手抜刀でおっちゃんの首掻っ捌いたんや!」
全「…」
あまりの事に、目が点になる私達。どこから出てくるんだ、その発想は…
コナン「おい服部、バカなのか?コイツ…」ボソ
服部「スマンなぁ…こういうやっちゃねん…」
松田「…馬鹿だな、コイツ」
沖田「!誰が馬鹿やて!?」
貴「馬鹿だよ。てか目が視えない人が道着なんか着たら、転ぶんじゃないの、しかも確実に首を狙える根拠はあるの?」
沖田「……それは…せやけど、気配…」
貴「良いから、馬鹿言ってないで黙ってな」ジロ
沖田「………はい…」汗
睨みながら話すと、隣で大人しくなる沖田
☆☆
その後、新一と服部は推理を話す
けど、新一は定森さんや横手さんが怪しいと話すが……確実な証拠が見つからず珍しく分からないみたいだ
そんな新一の隣から、袴の血を見ながら服部は犯人を言う
服部「わざと袴を着間違えたんや、剣道をやってへん奴に見せるためにな。
こん中でそんな事出来る奴は、審判員の格好をして一目で有段者と分かる……法村捻司さん、アンタしかおれへんよな」
法村「!」
確かに、一番の有段者だから疑わしいけど…
法村「で、でも…犯人はカッターナイフを凶器に使ったんだろ?私もそんな物持ってないが…」
服部「そもそも、そこから間違ごうてたんや」
法村「え?」