第43章 恋と推理と剣道大会4
貴方side
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松田「遅くなったな、怜花。犯人はまだトイレの中に居るか?」
貴「はい。私達で見張ってたんで…」
数分後、陣平さんと佐藤刑事が到着する
安岡「…どうやら、警察の人達が来たようじゃな」
服部「…なんや、あのじいさん」
貴「あ、あの人は…」
☆☆
松田「犯人の声を聞いただと?!」
佐藤「本当ですか?」
安岡「ああ、多分…」
陣平さん達は、犯人の声を聞いたという安岡さんに事情聴取する
そして、その犯人がトイレからまだ出てないという事も
松田「……まだ、トイレの中に居るみたいだな」
佐藤「松田君は男子トイレ、私は女子トイレを開けるわよ」
貴「あ、まだ刃物とかもってるかもしれませんので気を付けて!」
佐藤「ええ」
2人は、静かにトイレに近付きながらドアを開けようと近付く
すると
ガチャ…
松・佐「!!」
男1「わっ!…何ですか…?」
男2「トイレなら開いてるぜ」
女「トイレットペーパーが切れかけてるから、気をつけた方が良いわよ」
貴「…え」
蘭「さ、3人も…?」
服部(誰も返り血を…)
コナン(浴びてない…?)
トイレから一斉に出てきたのは、男2人と女1人。
男1「何かあったんですか?……え、抜谷さん?抜谷さん!!」
ガンッ
沖田「ちょっーとまちい。その格好、アンタも審判者なんやろ?つまり、有段者。
アンタがこの人、やってしもたちゃうか?」
男1「や、やってって…抜谷さん、亡くなってるのか!?」
沖田「ああ、首をスッパリヤラれてな」
男1「わ、私じゃない!」
服部「けど。アンタがこの人と顔見知りちゅうんは間違えないみたいやな?」
男1「ああ、同じ審判員だし。よく試合で対決もしたし。けど、私は抜谷さんに一度も勝った事がなかったんだ」
沖田「ふーん?勝てへんからやってしもたのちゅうやろな?」
男1「そ、そんなまさか…」
グイグイ太ってる男の人に迫る沖田
松田「…誰だ?コイツ」
貴「…剣道大会決勝で服部と当たるかも知れない相手で、京都泉心高校の沖田総司」
沖田「怜花ちゃん!名前でええてゆーてるやん!」ニコ