第34章 ケーキが溶けた!3
貴方side
小五郎「…怜花ちゃんに限ってあり得ねぇが、作り方が悪いんじゃねぇのか?」
蘭「お父さん!殴るわよっ!?」怒
小五郎「じ、冗談に決まってんだろ!!」汗
梓「…せっかく、美味しいケーキなのに…原因が分からないと…」
貴「…何か、解決策を考えなければ…」ブツブツ
コ・安「…」
思案する様子を、コナンと零さんがじっと見つめていたのは気付かなかった
★★
昼近くになると、コナンだけが残りストッカーの修理に来た業者の人が入ってきて一緒に見ていた
すると
3人「こんにちはー!」
少年探偵団の3人が店内にやってきた。歩美ちゃん達は私が作ったケーキ目当てで来たらしい
ケーキがない事を伝えると、肩を落としながら落ち込む
歩美「あーあ、楽しみにしてたのに」
貴「ごめんね…今業者の人に直してもらってるから、明日は大丈夫だと思うよ」
業者「あの、調べてみたんですが、異常はありませんね」
貴「え?」
梓「じゃあ、なんでケーキが型崩れするんですか?」
業者「さぁ…?」
ストッカーの故障が原因じゃない……じゃあ、いったい…
歩美「あ!もしかしたら!」
歩美ちゃんが声を上げ、急に店の外に飛び出していってしまう
追うように、コナン含め、子供達は出て行ってしまう
貴「…」
安室「…」
梓「怜花ちゃん、さっきから上の空ですね… 」
安室「…そうですね(…何か、俺が出来る事は…)」
★★
カランッ
子供「ただいまー!」
数分後、元気な声が再び店内に響く
戻ってきた歩美ちゃん達の手には白い箱が
歩美「怜花お姉さん、見て!」
貴「?」
テーブル席へ召集され、コナンの隣に座る。反対側には零さんが
箱の中身は、ケーキ
見た目はどこか、崩れる前の作ったケーキに似てる
7等分に切り分けて、味を確かめることになる
私のケーキの美味しさに嫉妬した商店街のケーキ屋さんが、夜中に忍び込みケーキを溶かして盗作したのではないかという歩美ちゃんの推理みたいだが…