第31章 怪盗キッドの絡繰箱9
貴方side(本編と少し違います)
キッドの表情には偽りはなさそうなようなので、博士は無事だと分かる
すると…
コナン「…やっぱ、怜花も気づいてたんだな」
貴「!し………コナン」
キッド「よぉ、名探偵。流石、お前の幼馴染なだけあり鋭い…」
後ろから、新一が歩いてきて隣に並びキッドに訪ねる
コナン「オメェ、まだ箱開けてねーだろ?」
キッド「…どうしてわかった?オレがまだ箱を開けてねぇって…」
コナン「"大きな古時計"はアメリカ人のヘンリー・ワークが1876年に作曲したが…日本に伝わったのが1940年…幕末の絡繰師が知るわけねぇよ。あれはオメーがスマホで流したんだろ?」
キッド「ピンポーン!」
コナン「でも良いのか?宝石を調べなくても、オメー何か特別な宝石を探してんだろ?」
コナンが聞くと、実はあの宝石は公華さんの夫がスリに盗られたのを後ろにいたキッドがスリ返していたものらしい
その月長石、石言葉「純粋な愛」は絡繰箱の中に日記と共に入っていたみたい
コナン「なるほど。もうチェック済みだったワケね」
キッド「まぁ、ここへは売られたケンカを買いに来ただけだから…今回はこの辺で帰らせてもらうぜ…」
ズラかろうとするキッドに、新たに声がかかる
沖矢「帰る前に返していただこうか。君が撮った私の写真を…アレが出回ると困るんでね…」
貴「…沖矢さん」
キッド(!…そういやぁ、首に何か付けてたな…メカっぽいの…)
まさか、チョーカーを見せた写真を撮られたから興味がないと言っていたのに…わざわざここまで…
ボンッ
貴「!!」
コナン「!……くそっ(…スマホだけ残していきやがった)」
こうして、またしてもキッドには逃げられ1日が終わる…
☆☆
オマケ 翌朝
貴・哀・博「いただきます」
パクッ
哀「!美味しい!」
博士「味つけが抜群じゃ!」
貴「良かった…」
昨日の出来事にて、肉ジャガが食べたくなり朝から作る
自分での味つけからの料理な為、上手いか不安だったが2人は笑顔で食べるのを見て喜ぶ自分がいた…