• テキストサイズ

新一の幼馴染は最強美女3【松田陣平】

第30章 怪盗キッドの絡繰箱8


貴方side(本編と少し違います)


公華「止めて下さい。ここに絡繰箱を展示する条件として、この図書館に来たお客様達には一切無粋なまねをなさらないでと…」

次郎吉「しかし奥さん…あんたの旦那の遺品である月長石が」


公華は「宝石の一つや二つ…わざわざ箱を開けに来てくれたお駄賃としてくれてやりますわ。
私が本当に手に入れたかったのは、宝石と一緒に入っているもう一つの物の方」


公華さんは、和食の本から箱の開け方を書いた紙を取り出し、早速箱の中身を確認しようと言う



次郎吉「じゃが、そのもう一つの物も彼奴に取られてしまったかもしれぬぞ…」

公華「大丈夫ですわ。それに価値を見いだせる者は、この世ではもう私しかおりませんので」

次郎吉「?」



……なるほどね








博士「痛たた…」

哀「じゃあ、さっさとトイレに行ってきなさいよ」


貴「…」






















☆☆


トイレ前



貴「博士!」

博士「!?れ、怜花君…?」


トイレに入ろうとする博士を止める



博士「ど、どうしたんじゃ……今は、お腹が…」









貴「わざとらしい演技はそこまでにしてくれる、怪盗キッド…?」

博士「!!」


貴「…途中から、博士に変装してただろ?」

博士「な、何を言うん…」




貴「1つめは、右手の絆創膏。人差し指に巻いたのは第二関節、指先じゃない。私が貼ったからすぐ分かったよ」

博士「…」


貴「2つめは、椅子に乗って代わりに本を取った時。私と同じくらいの背の高さのはずなのに、つま先立ちにまでなった私でも取れなかった本を…何故簡単に取れたか?……恐らく博士の足が太いのを利用して、ヒザを曲げて背を低く見せてた貴方が本を取るときだけヒザを伸ばしたから」



そこまで言うと、博士…基怪盗キッドは変装を解く









キッド「まさか、名探偵以外にここまで見抜かれるとは……探偵になれるのでは?美人なレディ」


貴「私がなりたいのは警察官だ。それに、博士とは何十年も一緒に暮らしてきたんだ。
違和感くらい感じるから……私の身内に変装したのは間違いだったね」ニコ


キッド「…なるほど、今度から気をつけるとしましょう」




貴「で、博士はどこ」ジロ

キッド「ご安心を、眠らせただけですので」
/ 77ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp