第23章 怪盗キッドの絡繰箱1
貴方side
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世界最大の月長石"月の記憶(ルナ・メモリアル)"
絡繰箱に入っている月の記憶、怪盗キッドが狙うであろうビッグジュエル
ネットニュースで次郎吉さんから怪盗キッドへの予告状がのせられていた
「今宵、鈴木大図書館にて世界最大級の月長石『ルナ・メモリアル』を展示する。なお、宝石は、三水吉右衛門の絡繰箱に入っており、拝みたくば自力で開けるか開け方が書かれた紙を本図書館で探されたし」
コナン「まった、あのじいさんは…」呆
哀「ほら、行くなら早く。呼ばれてるんでしょ、貴方も」
コナン「ああ…え、貴方も?ってまさか…」
博士「ワシも呼ばれてんじゃ。ワシは、カラクリのプロじゃからキッドが来る前に開けてほしいとの事での」
貴「私達は付き添いって所かな」
哀「ま。三水吉右衛門のカラクリ箱だったら、博士じゃ無理だと思うけど?」
博士「あ、哀君…?」涙
今回もキッドキラーのコナンは勿論、来る前に開けて欲しいと博士も次郎吉さんに呼ばれた。
沖矢「ほぉー、三水吉右衛門ですか。面白そうですね」
全「!?」
貴「どうしたんですか?」
沖矢「ああ、ちょうど良かった。肉ジャガのお裾分けを持ってきました」
貴「!ありがとうございます」
そこに沖矢さんが肉ジャガのお裾分けを持ってやってきた
哀「…何、貴方も行きたいの?」
沖矢「怪盗の類には関心がないので。もっとも…物ではなく命を奪う輩には、多少興味がありますが…」
意味深な言葉を残し、家から出ていく
哀「…ふん、相変わらずね。もう夏なのにハイネック…」
コナン「…はは」
★★
?side
次郎吉「今回は、いつものように顔をつねったりせず警察は外で待機するようにと…中森警部と話をつけておるからのォ…」
小五郎「へぇ…」
機動隊に紛れていた俺はそれを聞く
キッド(警部は中に入んないのか……じゃあ、警部に変装しても無駄だな…)
何人か隠し撮りしていた6人の写真を見ながら、変装する相手を決めていた。
キッド(だ、れ、に、し、よ、う、か、な。か、み、さ、ま、の、い、う、と、お…り!!)
最早アミダにて、変装相手を決め準備にかかる