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新一の幼馴染は最強美女3【松田陣平】

第15章 仲の悪いガールズバンド1


貴方side

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平日のとある日、放課後の時間帯のこと

シフトはないが、園子に誘われポアロに蘭、真純、コナンと一緒に座っていた





園子「バンドだよバンド!私達4人で女子高生バンドやろう!」

貴(…バンド)




机に身を乗り出し、園子が名案とばかりに声を上げる

園子曰く、昨夜の番組に女子高生バンドの映画があり、影響を受けたみたい
何が得意、映画の登場人物に似てるから、と園子は自分の楽器を決めて行く



気づけば園子がドラム、蘭がキーボード、真純がベース、私が何故がボーカルとギターに







貴「ちょっと待て…何で私は2つあるの?ギターに関してはやった時ないし」

園子「怜花、歌上手いじゃない!それにギターなんて、ちょっと練習すればすぐ弾けるようになるって!」

貴「…いや、初心者が弾けるにはかなり練習がいるんじゃ‥…」


やった時のない事を簡単に出来ると言われ、練習が必要なんじゃと言った時…











?「青髪の姉ちゃんの言う通りだぜ!アンタ、そこまで言うなら弾いてみろよ!」

全「!?」



隣の席から、バンドマンの男二人組のうちの1人がそう言ってくる
ニヤニヤと嫌らしい笑みを浮かべた男がケースからギターを取り出し、園子に渡す





男1「俺のギターを貸してやるからよ。携帯アンプに繋いだから音はすぐ出るぜ」

園子「で、でも…」


男2「なんだ、弾けないのか?」



園子はその挑発に負け、ギターを受け取ってしまう。
そしてギターに付いてるバンドを肩にかけ、自身なさげに、緊張した面持ちで弦へ指を走らせる

けど、出た音はあまりにも上手いとは言えない音





男1「なんだ出来ねぇじゃんよォ!」

男2「弾けねぇのにナマ言ってんじゃねぇよ!JKがよぉ!」







貴「ちょっと!プライドがあるからってやった時のない園子に、言い方が酷いんじゃないですか!?」

園子「……怜花…」


横に立ち、苛ついた私は男達に注意する。既に涙目の園子の声は震えている






男1「おいおい。俺達はその女子が『すぐ弾けるようになる』って言ったから腕試しただけだぜ?」

貴「だからってっ…」









安室「落ち着いてください、怜花さん」

貴「れ……安室さん」




肩を軽く掴み止めたのは、零さん。私の前に立つ
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