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〖進撃の巨人〗Raison d'etre ─贖罪の贄─

第5章 悲しみの連鎖


ジルが開拓地へと来てから、もうすぐ一年近くになる。
つまり、訓練兵団に入団できる12歳の歳になったのだ。

兵士になる為の必要書類を揃え、ここ開拓地での生活で使っていた物を処分したり持っていく物は纏めたりと、ここ数日はそんな日々を送っていた。

そして今日は、訓練兵団に所属するため、訓練所がある地へと旅立ちの日だ。

あの日、エルヴィンと誓いを交わしてから既に六年の月日が経過していた…

不安はある。
エルヴィンとの再会も勿論そうだし、自分が兵士としてやっていけるのか…
だが、もう既に決まった事だ。
それならば、やり切るしかないのだ、とジルは荷馬車に揺られながら考えていた──




幼少期編 終



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