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ジンと暮らせば【無能なナナ】
第9章 アルカホリック・ドリーム
そう言うとナナはスイッチが切れたように眠ってしまった。
「まったく、君はかわいい顔をして眠るのだね」
私はナナの前髪をそっと掻き上げる。
店主にお代を支払ってからナナを抱きかかえて屋台を後にした。
いわゆるお姫様抱っこというやつだ。
無事に家に着くと私は彼女をベッドに下ろして布団を被せた。
「おやすみナナ。ゆっくり眠ると良い」
私は彼女の額にキスをしてから明日の朝食の支度をする事にした。
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