• テキストサイズ

ジンと暮らせば【無能なナナ】

第11章 雨の日は


「この曲は元々奴隷商だったジョン・ニュートンがアフリカからイギリスへと船で帰る際の出来事を歌ったものとされている。詳細は省くが奴隷商を行った懺悔と、そんな事を行った自分を許してくれた神への感謝を歌ったとされている。今では葬儀などで鎮魂歌のような位置付けになっていて君も耳にする機会があるだろう」
「ジンは何でも知ってるんだね」
「ああ、この世の大半の事はね」

ジンは自慢げに微笑んだ。

「ランチにしよう。カルボナーラとペペロンチーノ、どちらが良いかね?」
「うーん......どっちも、とかダメ?」
「そのくらいお安い御用さ」

ジンの作ってくれたパスタを食べ終わった頃に空は晴れていた。
/ 17ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp