第5章 十番隊との出会い
冬獅郎は慌てて羽織を脱ぐと、美穂子にかけた。
「そ、それで隠して、直して来い…っ」
「あ、はい。ありがとうございます」
「えー!直しちゃうのぉ?」
「松本!お前は少し反省しろ!」
「えー、たいちょーひどーい」
「それは、お前のセリフじゃねぇだろ。ったく、朽木が見たら二度と十番隊に来なくなっちまうじゃねぇか…」
「でもぉ、美穂子の大きな胸を隠しちゃうのもったいないでしょ?」
「うるせぇぞ!松本!!!!」
ぶつぶつと文句を言って席に戻っていく冬獅郎を見送ると、美穂子は隣の部屋を一時的に借りることにした。