第5章 十番隊との出会い
冬獅郎と白哉の会談が行われている頃、美穂子は金髪美人に抱きしめられていた。
「いやーん!なんか、大人可愛いっていうか…っ」
「あ、あの…っ」
「私、十番隊の副隊長やってる松本乱菊っていうのよ。よろしくね!」
「よ、よろしくお願いします。副隊長」
美穂子はぎゅーっと押付けられる乱菊の巨大な胸に、自分の胸が圧迫されてちょっと苦しい思いをしながら、挨拶を返した。
すると、綺麗な顔を少し歪めて不機嫌そうに乱菊は首を振った。
「ダメよ、乱菊って呼ばないと!」
「は?」
「だーかーら、呼び捨て!ね?」
「―……それは、ダメでしょ」
美穂子が突っ込むと、乱菊は頬を膨らませた。
「いいじゃない、ね?大人の女同士、仲良くなりましょ」
「私は死神でも隊士でもございません。ですから…」
「同じ女じゃない!美穂子って私も呼ぶし!」
「―……じゃあ、乱菊さんでいかがです?」
「しょうがないわね~。でも、敬語なしが条件よ」
「―…まったく、仕方がない人ね…。了解、乱菊さん」
「美穂子!」
「って、ちょ…っ胸が押されて痛いっ」
「あら、初の反応♪そういえば、美穂子も胸大きいのねー」