第4章 高嶺の花が乱れるまで
「おじゃましま〜す」
「どーぞ」
「あっこれケーキ…好きなやつならいいんだけど…」
「ありがとう、後で食べようか」
「うんっ」
可愛い…本当に天使…
「カルマくん?早く勉強しよー」
「ああうん」
何時間も勉強して
「んーー疲れたぁ」
ゆいなちゃんは俺の膝に顔を押し付けた
「カルマくーん」
「なーに?」
「休憩しましょう〜」
「そうだね、ちょっときゅうけ…あの離してくれますか??」
「嫌だぁカルマくん確保だぁ」
「なっにそれ…可愛すぎ」
俺はゆいなちゃんを持ち上げて
膝の上に座らした
チュッ…
「んふふ好き」
「俺も好きだよ」
チュッ…
「もっとしよぅ?」
「えー」
これ以上は
チュッ…
「私ねみんなが思ってるより悪い子だから言うこと聞けないなぁ」
意地悪に成功した子供のように笑う彼女
めっっちゃ可愛い
ていうかこんな顔するんだ
「じゃあ悪い子のゆいなちゃんにはお仕置きしなきゃねぇ」
「えっ?」
「俺に接触するの禁止ね」
「…じょ、冗談は…」
「あと3時間はダメ」
「えっ…は、8時まで…」
「頑張れ」
「ひどーい!」
「悪い子なのがいけません」
「むぅ〜」