第15章 バレちゃった
貴方side
「ふふ、カルマ可愛い」
「ゆいなちゃんって本当にカルマのこと好きだね」
「うん、カルマが私に自由を教えてくれたの。カルマに出会えてなかったら私は私になれなかったかもしれないなぁ」
彼のおかげで外のことを知って
楽しいを共有できて
色んな思い出を作ることができた
「でも…カルマは優しいから1人で解決しようとするから心配なの。これからも無理しちゃうかも知れないし、今度は私が守ってあげるの」
私がカルマに幸せを渡したいんだ
「ふふ、そういえばカルマがゆいなちゃんのこと天使とか言ってたよ」
「ふふカルマっておかしいよね」
そんなところも大好きなんだけど
「カルマってゆいなちゃんいないと生きていけなさそう」
「だといいなぁ、カルマはなんでもできちゃうからすぐに捨てられちゃうかも」
「それはないよ!アイツ私とゆいなちゃんが話してただけで心配してたし、俺のゆいなに手出したら殺すよ?みたいな雰囲気だったし安心していいよ」
メグちゃんのその言葉に思わず笑みが溢れてしまう
「…カルマには敵わないなぁ」
「え?ゆいなちゃんの方が頭良いし完璧でしょ?」
「そういうのじゃなくて、人として。私はほぼ世間知らずだし、カルマがいなかったら何も知らないままだったから…これから先何年経ってもカルマには敵わない気がする」
でも、それでも良いか
だって
「愛してるよゆいな」
「わっ!カルマ!!」
「やっほ〜、俺もゆいなには敵いそうにないよ」
ねぇ私だけのヒーロー
「ずっとそばにいてください」