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あなただけには敵わない

第15章 バレちゃった


「そういえばカルマくん、片岡さんになにかしたの?」

「え?なんもした覚えはないけどなんで?」

「なんか今日ずっとカルマくんのこと見てたから」

「やっぱそう思うよね、俺もなんか見られてるなとは思ったんだよね」

「なにか用事あったのかな?」

「わかんない、なんか俺がやらかしたんじゃないかって不安になるよね〜不機嫌じゃないだけマシだよ」

「今日本当は予定あったとか?」

「えーそれやばいじゃんもしガチであったら明日片岡めっちゃ鬼形相になるじゃん」

「でも心当たりないなら大丈夫だと思うけど…」

「そーだといいよね〜」









そして次の日

恐れていたことが起こった

今日の片岡は俺を鬼とまではいかないがすっごい顔で見てくる

俺やっぱなんかした?

目が合うとすぐにそらされるしほんとなんなの

俺なんか約束とかしてた?

「んー」

「カルマくん?」

「ん?」

「今日は一限からちゃんと出るんだね」

「あーうん、今日の単元は苦手なところだしね

「カルマくんにも苦手あるんだね」

「なんだと思ってるの俺をw」

2限

「……」

また何も言わないけどすごい顔で見てる

もう怒ってははない?

3限

「ふあぁぁ」

俺は立ち上がってサボりに行こうとしたら

またチクリと刺さるような視線

サボることに怒ってる?

なら今日はとりあえずサボるのやめてみる?

4限

寝ててもわかるような視線

サボりも寝るのもダメってこと?

俺は寝るのをやめて真面目に授業を受けることにした

今日だけ

なんか今日の片岡怖いし怒らせたくはない



「メグ〜なんかあったの??」

「えっ!な、なんで?」

「なんかカルマくんのこと見てない?」

「なにか気になることあるの??」

ナイス倉橋、矢田

「べ、別にないけど…」

「けど?」

「……副会長とって本当なのかなって」

「あー!」

「私も信じられないけど渚たちが言ってたし本当なんじゃないかな?」

信じられないってことある?

あるわ

俺とゆいなだと信じられないか、不良と真面目ちゃんだし

ほんとそれで悩ませてたのは申し訳ないw

聞いてきたらちゃんと答えたのに

なかなか聞けないか

まぁ謎は解けてよかった

これでサボれる

俺は残りの時間をサボりに使った

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