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呪われたこの世界で

第4章 学


〜数ヶ月後〜



「暑くね?」


ヤガセンが任務で自習になり4人で教室でダラダラしていたら悟が呟いた。

「マジで溶けるわ」

「…たしかに今日は暑いね」

割とポーカーフェイスな傑くんが少し眉を下げてシャツの袖をまくっている。

「…私この前、ビニールプール買ったよ」

机に突っ伏しながらもごもごと私が喋ると、

「「「やろう」」」

なんて3人に言われたので私は自室(悟のものが何故か多い)からビニールプールを持って校庭に出た。

「はやく〜」

硝子はスカートではなくハーフパンツに着替えてきたようだが男子二人はズボンの裾を折り曲げていた。

「はいはい、ホース繋げるから悟はこっち持っててねー!」

水道へホースを繋げに行こうとする私に
「私が行こうか?」

と聞いてくれる傑くん

「え、それは悪いよ…自分でそれぐらいやれるし!」

「はビニールプールを持ってきてくれただろう?これくらい私がやるよ」

私の手からすっとホースを取ると傑くんは水道へと向かっていった。






その時に触れた指にちょっとドキドキしてしまったのは暑さのせいだろう
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