第1章 涙のあとは【土方】
「んっ‥っ‥はっ」
噛み付く様なキスに息も絶え絶えになりながら応える
「雅‥もっと舌出せ」
言われた通り舌を出すと即座に土方さんの舌に絡め取られる
「っ‥は‥ちょ‥ひっ‥土方さん‥苦し‥」
何とか唇の隙間から言葉を発すると
「あぁ悪りぃ‥今日は我慢できそうにねぇ‥」
翡翠色の瞳が私を射抜く。紛れもない獣の瞳
するりと土方さんの手が私の服の間に滑り込む
既に私の胸の頂は快感を期待し固く誇張しつつある
「はっ‥もうこんなに固くしてンのか?
そういう時土方さんは胸の頂に触れつつ私の首筋に顔を埋め舌を這わす
「っあ‥ぅう‥んっ!」
不意に土方さんが私の胸の頂を強く握ったと思ったら今度は輪の周りを指でなぞり始めた
「ひっ土方さん‥それ嫌‥です」
焦ったい快感に耐える私を土方さんは面白そうに見つめる
「じゃあどうして欲しい?自分の口で言ってみ?」
情事の時の土方さんは意地悪だ
時折こうやって私の反応を楽しむ
「やっ‥そんなの‥言えません‥」
「じゃあお預けだな」
「そ、そんな‥」
パッと私から離れた土方さんの口は弧を描き上に上がっている
「ホラ‥言ってみたら楽になるぞ?」
私とて恋人の前で恥ずかしい言葉など言いたくはないが快感には勝てず
「わ、私の胸を‥土方さんに‥触って欲しい‥です‥」
「まぁ良しとするか‥ほら来いよ」
土方さんは私を後ろから抱きしめると両手で胸を揉みしだき首筋にキスを落とす
「やっぱりデカイよなぁ。雅の胸。俺と付き合い始めてからさらにデカくなってんじゃねぇの」
「つぅ‥そんなことっ‥」
胸は揉むと成長すると言うがそれは本当らしい。土方さんと毎夜こんなことをする様になってから確実に私の胸は成長しつつある