第6章 いろんな君が見たい
■エースの場合
エース[いってぇ…変なもんに当たったか…]
宴の途中腹が痛くなって医務室に向かった、恐らく暴飲暴食だとナースに言われベッドを1つ借りた。
いつも通りだと思うんだが…ちきしょぉ…
カーテンの奥から声が聞こえ、ナースかと思って適当に返事をすれば…
[エース…具合はどう?]
ユフィがなぜかナースと同じ服を着ていた。
正直他のナースより100倍可愛い…じゃなくて、
エース[…なんでそんな格好…]
[エースが体調悪いって聞いたから、早く良くなるように手当しにきたの…といっても、お薬とかは出せないけど…]
医務室ではこの格好しないとだめみたいで…、お腹いたいの、平気?と俺の顔近くまで寄るユフィがめちゃくちゃ可愛くて、思わず抱きしめてしまった。
[ッ、え、エース?]
エース[わりぃな……まだ体調が悪いみてぇだ…けどしばらくこうさせてくれたら、治るからよ…]
本当はだいぶ薬が効いて楽になってるが嘘をついてユフィを抱きしめる口実を作った。
やっぱりちいせぇな…俺の腕の中に埋まっちまう…このままずっとこうしてぇな……
サッチ[エース!!腹下したんだって?調子はどぉ……よ…]
エース[あ……]
その後、ナース姿のユフィに看病してもらったと噂が広がり、どこも悪い訳では無いものの医務室に訪れる船員が毎日数名押しかけてきたとか…
しかしシエラに変わったせいか違う意味で行列が並ぶ羽目になったそうだ。
サッチ[今日もシエラのきっつい注射で何人も医務室だとよ、よかったなエース笑、あの現場見たのが俺でよ]
エース[こんなにもサッチに感謝するのはあれだけかもな…]