血のゆらぎ春の思い 鬼滅の刃 煉獄さんR18 短編
第1章 はじまり
嫌われてるかもしれない
わたしには味噌汁作りくらいしかいいところないし…
綺麗に食べ切ってくれた食器を片付けをしながら、
ぐるぐると考え込む。
「聖、話がある、あとで部屋に来てくれないか」
煉獄さんにそう言われ、
煉獄さんは、あの強い眼差しで、私を見つめた。
「申し訳ないが、女中をやめてほしい」
頭が真っ白になる、そんな、、なんで……
「なぜ…ですか…」
「うむ、君が悪いのではない!
おれの自制心の問題だ!
君のような若い女性が家にいると、理性が保てない! 」
突然の告白に、さらに驚いてしまった。
しかし、煉獄さんは、至って真面目な表情だった。
それでも、わたしは、、
「煉獄さんのおそばから離れたくありません」
そう、切なげに言った。
煉獄さんは少し驚いたように目を見張ると、
「俺は真剣だぞ」
「……煉獄さんならどうされても構わないんです」
しばらく見つめあったあと、
私は煉獄さんにそっと歩み寄り、キスをした