血のゆらぎ春の思い 鬼滅の刃 煉獄さんR18 短編
第1章 はじまり
「ただいま、帰った!」
宣言通り、夕方ごろには帰ってきた、煉獄さんをみて、安堵した
今日帰ってこないかもしれない、
その不安と背中合わせに、毎日帰りを待っている。
「お帰りなさい」
彼の外套を受け取り、衣紋掛けにかける。
煉獄さんは、縁側に腰掛け、ゆったりと外の景色を眺めた。
「お疲れですか?」
「まぁ、少し、肩が凝ったかもしれないな」
ゴキゴキとくびを鳴らした。
「辛そうですね……」とそっと触れると、
煉獄さんは、ビクッと立ち上がり、驚いたように見つめた。
「あ、肩揉みでもしようかと思って…」
「いや、大丈夫だ!ありがとう!」
と、さっさと自室に戻ってしまった。
勝手に触れてしまったのが、嫌だったのかな…
もんもんと、考えながら風呂を洗う
ガラッ
戸を開ける音がし、振り返ると、
煉獄さんが、
無表情で固まっていた。
視線が、わたしの足に向かっている
足元を見ると、
着物をまくり上げており、
太ももまで丸見えだった
「あ、すみません、、もうすぐお風呂入れますから…」
そっと隠しつつ、顔色を窺うが、
その表情からは感情が読めない。
「急かせてすまなかったな!」
と、そそくさと去ってしまった。
そのあとも、
ほとんどの、会話もぶった切られる…
というか、よく考えたら、
わたし、煉獄さんと、話した思い出がない…?
煉獄さんが、明るすぎて、気づかなかったけど、
普通に避けられていない?