第1章 日常
「はぁ、はぁっ、、やっぱり休んだほうが良かったかな、、」
いつもは走ったらすぐ4人に追いつくんだけど、今日は何だか身体が重くて、校門に着いてもみんなの姿を見つけることができなかった。
「…っ、、」
まただ。
登校中、ずっと誰かに見られている気がした。
しかもただ見られているだけじゃなくて、まるで獲物として狙われているようで、全身を舐め回すかのようなそんな視線。
1人だけじゃない。
逃げるようにして学校に入ったけど、校内でもその不快感は消えなくて、
でもみんなに心配かけたくないから何事もなかったかのように教室に入る。
「お、おはようございます!」
潤「お、やっと来たか笑 はよ!」
潤くんに茶化されながら席に着くと、教室内でもあの不気味な視線を感じた。
「…っ、んっ、、はぁ、、なんか身体が熱い、、」
潤「大丈夫か?熱でもあるんじゃ、、」
心配する潤くんに大丈夫だよって返事をしようとしたけど、、
「じゅ、、く、ん、、」
全身の力が抜けて、うまく呼吸ができない。
潤「っおい!ニノ!しっかりしろ!」
潤くんの声がうっすら聞こえたなか、僕は意識を手放した。